『関連・報道記事紹介』
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(2009.10.15) 成長してみると、勇士のシュロだけが雌株でした。他の兄弟のシュロは雄株です。初夏の頃になると2本の雄株からは大量の花粉が飛びます。風のある時にそれは、まるで黄色い煙のようになって一斉に飛びます。庭の景色が黄色のファインダーを通したように見えることもあります。 二男の勇士はこんな形で子孫を残しているかと思うと、実がなり芽が出る頃は毎年いとおしく思います。シュロは全身が焦げ茶色の麻ひも状の毛で覆われています。今回掲載のPDFファイルではその様子がよく分かります。抱きしめてみるとそれらの毛はちょっと柔らかくて暖かです。そして木はがっしりと骨太なのです。その感触・・、なんとも言えない気持になります。 いつも身につけている時計も、お気に入りだった洋服も、なにもかも一生記憶から消えることのない思い出です。 上段のり子 |