『主尋問』



質問者:被告株式会社ニコン代理人
証人:株式会社ニコン社員 K氏



A チーフとしての健康管理
 

あなたは現在、株式会社ニコン熊谷製作所精機カンパニー半導体露光装置事業部品質保証部第二品質保証課製品保証係チーフという地位にいますね。
 
はい、そのとおりです。


いつからその地位におられますか。
 
平成9年2月からです。


ところで、あなたはいつからステッパーの検査業務に携わっているんですか。
 
平成元年4月です。



これからは、断りなくお尋ねするときは、勇士さんが熊谷製作所で作業をしていたときのことをお聞きしますので、そのつもりでお答えください。
あなたは当時、第二品質保証課成検係チーフとして働いていたということでよろしいですか。
 
はい、そのとおりです。



チーフとして、日常的にはどのようなお仕事をされていたんですか。
 
私は、チーフとして、毎朝クリーンルームに入りまして朝礼を行います。
朝礼の趣旨というのは、その日の段取りですとか日程の変更をしたりするための趣旨で朝礼を行います。朝礼終了後は事務所に戻りまして、検査員等の係員の勤怠管理をしたりほかの部署との打合せに出席したり、また、クリーンルームで働いている検査員に対して何かトラブルがあった場合の対処をするなどの電話対応等を行っております



部下の方、あるいは第二品質保証課成検係で作業をしてくれていた請負作業員の健康管理という点では、あなたは何か仕事をされていますか。
 
上司として、やっぱり検査員の健康管理はしっかりやるようにと会社の総務のほうから言われてました。
それに対して、私は常に検査員の表情とか、その辺をちゃんといつも見るようにしてました。



今言われた健康管理の方法としては、まず、表情を見るというようなことがあるということですか。
 
はい。表情を見たり、その日の体調、要するに、崩してないかとか、その辺のことを毎朝見るとか、作業の途中で検査員と会うときなどはそのような注意を心がけます。



例えば、部下の方などの体調がおかしいと思われるような場合には、どのようなことをされていたんですか。
 
熊谷製作所内に診療所が設けられていますので、その診療所に行くことを勧めたり若しくは仕事を休むように助言をしたりしています。



あなたが実際にそのような助言を行ったケースというのは何件くらいありますか。
 
大体、体調の悪いときというのは最初から休むときが多くて、出社せずに電話で休むケースが多いですから、余り数は多くないと思いますが、私が助言したのはおよそ五、六件はあるんじゃないかというふうに思います。