〜記事取材の方から〜


背黒文宏(月刊「ひろばユニオン」編集人) コメントの続き


背黒文宏(月刊「ひろばユニオン」編集人)
E-mail:hiroba-u@gray.plala.or.jp

労働組合と過労死をめぐる、あるエピソード。
多数派と少数派の二つの労働組合がある大手メーカーで従業員が亡くなり、遺族はたまたま少数派の組合に過労死の労災認定の相談をもちかけました。

少数派組合は「一緒に取り組もう」と多数派組合に共闘をもちかけたのですが、多数派組合は「ちょっと考えたい」と返答。後日、少数派組合に「この件は取り組まない」と返事がありました。

その返事を寄こしたのは、会社の広報でした。
多数派組合は会社に、労災認定に取り組んでよいかどうか、おうかがいをたてていたわけです。

いったい誰のため、何のための労働組合なのか…。





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