『主尋問』




F ソフト検査実習期間
 

ところで、勇士さんがソフト検査の実習をしているときに、平成11年1月24日から2月15日間連続で実習をしていたような形跡があるんですが、それは間違いないことなんですか。
  はい。


このような日程で実習に参加してもらうに当たり、何らかの手当はしましたか。
  その連続勤務の前に、たしか、1月18日から1月23日まで6日間連続して休んでいただいております。
2日間、1月18日、19日というのは勇士さんの所定の休みでした。
残りの4日間は会社のほうからお願いをして休んでいただきました。


このように連続で実習、あるいは検査をするというようなことはよくあることなんでしょうか。
  よくはありません、例外的なことです。基本的には、私もチーフといたしましてこのようなことがないように心掛けていますが、実際は、このときはいろいろな諸事情があって、このようになってしまいました。


ところでEメールについてお伺いしますけれども、社内検査の際には、どのようなときにEメールを使うことになりますか。
  社内検査の場合のEメールというのは、実際に1台のステッパーを交替勤務で検査を行っております。
そうしますと、昼勤の方と夜勤の方とで不具合の申し送りをするためにメールを使ってますが、実際に昼間に出た不具合に対して夜勤の人に伝えるためにメールを使って、実際はメールを見て、その日の作業に入ることになります。


Eメールの処理が大変な負担になるということはあるんでしょうか。
  基本的には1日1回しか見ませんので、そういうことはないと思います。


1日1回しかないというのは、引継ぎということですね。
  引継ぎの1回しか見ないんで。


トラブルはどうですか。頻繁に発生するということはあるんですか。
  トラブルが頻繁に発生することは特にございませんので、ありません。


原告側の主張では、処理できないほどメールがたまるようなことがあるんだというようなことを言われているんですが、そのようなことはありますか。
  原告側が主張されているメールが非常にたまるというのは、特に、今言ったように1日1回のメールを見るだけなんで、それほどはないというふうには思います。


ソフト検査の場合、これはどうでしょうか。
  ソフト検査の場合は、先ほど説明したとおり、設計技術者と連携を取るために、ソフト検査中に出た不具合とか、ステッパーがどういう動作をしたかという内容を設計技術者に伝えなければいけませんので、それをメールでやり取りすることがあります。


メールでやり取りした結果、最終的にはどういう形になるんですか。
  日報として毎日そのメールを書いていきますけども、最終的には、積み重ねられたメールが検査報告書として最終的になります。


先ほどの証人の御証言からすると、このメールの交信記録が検査報告書になるんですか。
  はい、そのとおりです。


ソフト検査の実習の際に、Eメールがたくさん来て困るというようなことがありますか。
  えっと。


あるかないか、まず印象でどうですか。
  それは特にございません。


上段勇士さんが担当されているときのメールの件数というのはどんな感じになりますかね。
  例えば1月の。


網掛け部分がありますけど。
  上段さんが交信したのは括弧内の、「(上1)」とか書いてありますよね。
それが上段さんが発信したものでございます。


網掛け部分を見ると、皆、上段勇士さんが研修に参加されてた日のもののようなんですが、上段さんが研修に参加されているうちに何件のメールが交信されたかを示しているということですか。
  はい、そうです。


数的には多いんでしょうか、少ないんでしょうか。
  こうやって見ますと、1月29日は7件発生してまして、上からの網掛けを読んでいきますと、1、1、2、1、2と書いてありますが、トータルで7件発生しております。
そのうち上段さんが発信したのは1件です。


原告側の主張によりますと、1月17日に、メールがどんどんたまるといつまでも帰れなくなるというようなことを勇士さんが言っておられたというお話なんですが、1月17日に上段さんは実習に参加してますね。
  はい。


メールの状況はどうなってますか。
  メールは17日前後は一件もありません。


まず、上段勇士さんが不具合等に関して発信したメールの数は。
  ゼロです。


そうなると、それに関連しているメールもないということになりますね。
  その日もありません。


ところで、勇士さんは長時間熊谷製作所で作業をしていたというような実態はあるんですか。
  ありません。




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