『反対尋問』



質問者:原告代理人 福岡真之介弁護士
証人:株式会社ニコン社員 K氏



A 勇士の雇用の形
 

勇士君は、あなたの所属する第二品質保証課に配属されていたんですね。
  はい、そのとおりです。


勇士君は、ふだんの仕事では、だれの指示を受けて仕事をしていましたか。
  実際に直属としては検査のリーダーというのがいますんで、リーダーの指示に従い、私はその全体を見ていました。


具体的にリーダーというのはどなたですか。
  検査リーダーですか。その当時はMさんという方でした。


その方はニコンの正社員の方ですか。
  そのとおりです。


勇士君は、検査工程ではニコンの社員や他の外部労働者と一緒に、チームを組んで働いていたんですか。
  チームと言いますか、検査グループというグループです。


勇士君たちは、ステッパーの検査に必要な検査器具を、ネクスターから持ってきて使っていたんですか。
  器具というのは工具とかそういうことですか。それはすべてニコンの提供してるものです。


それは無償で提供されていたんですか。
  もちろん仕事に必要ですんで、ニコンが提供します。


ネクスターは熊谷製作所内に、営業所というのを持っていましたか。
  そこは営業所というのは、熊谷所内というのは、そこは私は理解してません。


分からない。
  はい。


勇士君はネクスターの担当者、例えばSさんなどが、勇士君に対して、ステッパーの検査について具体的な指示というのをすることはあったんですか。
  ネクスターの担当者が仕事の指示をすることは、ないと思います。


ネクスターの担当者がクリーンルームに入室するということもなかったわけですか。
  業務上はありません。


勇士君のような、ニコンの正社員じゃない、外部からの労働者というのは熊谷製作所中では何と呼ばれていましたか。
  派遣社員、若しくは請負社員ですかね。


派遣さんと呼ばれることもあったんですか。
  その辺は我々、派遣社員という一言で言ってましたけれども、その規約というのは、どうなってるかというのは、私はそのちょっとその辺は分かりません。


派遣社員と言われることもある。
  派遣社員と呼ばせていただきました。


勇士君をシフト変更する場合というのは、あなたが、その必要性を判断していたということですね。
  そうです。最終的な判断というのは、私と、あと私の上にマネージャーというのがいますが、その承認を得てシフト変更します。


残業させる場合というのは、だれが勇士君に残業してくれと言うんですか。
  基本的には検査グループのリーダーが、必要性を感じましたら、検査員に指示をして、その指示を我々が承認するような形になります。


そうすると、現場での作業の指示とか残業というのは、管理というのはニコン側でやっていたということですか。
  実務に関連しますから、ニコンが、はい。




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