『反対尋問』




B-1 昼夜交替勤務制(1)
 

先ほどあなたは、夜勤の方に、夜勤勤務について聞いたというふうにおっしゃいましたね。
  はい。


そのときに、夜勤にだんだん慣れてくるというふうにおっしゃいましたね。
  はい。


(甲第51号証)を示す。
これはニコンも乙第29号証として出している「勤務時間制・交替制」という本なんですけれども、155ページ、(3)を見てください。「夜勤慣れの不成立」と書いてありますね。下から3行目ですが「つまり、夜勤慣れは成立しないのである」というふうに書いてありますね。
  はい。


(乙第13号証)を示す
これはニコン側が出しているパンフレットですけれども、2ページ目、「◎交替勤務と健康」と書いてあるところの一番下から2行目ですけれども、ここに何と書いてあるか。
「そろそろ夜勤に慣れるころだからそのまま継続した方が良いというのは本来の人間としての生体リズムには望ましいものではありません」。
そろそろ夜勤に慣れてくるころだから、そのまま継続したほうがよいというのは、本来人間としての生体リズムには望ましくないというふうに書いてありますね。
  (うなずく)。


(甲第63号証)を示す
これは新聞の記事ですけれども、一番最初のところ、「深夜働く人の3割以上が体調の悪化を感じていることが、厚生労働省の調査で分かった」というふうに書いてありますね。。
  (うなずく)。


夜勤というのは、厚生労働省の調査によると、体調を悪化させることが多いというふうに書いてあるわけですけれども、あなたはそういった夜勤をする部下に対して、どのような点について配慮していましたか。
  先ほど説明したとおりですね、夜勤者はやっぱり昼勤よりは疲れることは当然あるというふうにありますんで、会社の総務のほうからも、必ずその辺はよく見なさいと。しっかり見なさいと指導されてますんで、当然先ほど言った朝礼とか作業で顔を合わせるときなどは、夜勤者は常に見るようにしてます。
その辺を気を遣って、体調に不調がないかとか、顔色は悪くないかとか、その辺は我々の責任だと思ってますんで、見るようにしてします。


よく見るという以外に、何か配慮してるという部分はあるんですか。
  私は医者ではありませんので限界はありますが、ふだん部下の表情を見るというのは、やっているところです。
あとは当然、健康診断等の指定の日があるんで、その日を必ず受けさせるような配慮をするというようなことは必ずやっております。


それが主要な、あなたのやっている配慮だということですか。
  はい。




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