第168回国会 厚生労働委員会 第12号
平成十九年十二月二十五日(火曜日)
午前十時開会
・・・【中略】・・・
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本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○社会保障及び労働問題等に関する調査
(薬害肝炎被害者の救済に関する件)
(年金記録問題への対応に関する件)
(医師不足対策に関する件)
(障害者自立支援施策に関する件)
(労働者派遣制度の見直しに関する件)
(介護事業における労働環境改善に関する件)
(食の安全確保に関する件)
(原爆症認定の在り方に関する件)
(ジョブカフェの委託経費に関する件)
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・・・【中略】・・・
○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。
・・・【以降、途中まで略】・・・
○福島みずほ君 ・・・【中略】・・・最後に、ジョブカフェの問題、先ほど櫻井委員からもありましたが、その点についてお聞きをします。
これは、日給十二万円、プロジェクトマネジャー十二万円、コーディネーター九万円で計上されているんですね。現場では全くこういうお金は支払われていません。これは、現場でお金安いんですよ。どうしてこういうずさんなことになるのか。先ほどの込み込みだなんというのは信用できないですよ。だって、日給として計上されているから。これは水増し請求ですよね。何でこんなことが放置されたんですか。
再委託、再々委託の先について、税金の使い道について厚生労働省が全くチェックをしていない、この反省はいかがですか。ああ、ごめん、経済産業省。
○政府参考人(瀬戸比呂志君) お答え申し上げます。
私ども、本事業の公募、実施につきましては、民間のノウハウを活用するために、提案主体であります県の財団が民間の企業のコンソーシアムを形成する、それについて、どういう事業についてだれに幾らで再委託をしていくのかということについてチェックをしております。
また、三か年事業として実施をいたしたわけでございますが、二年目からは再々委託先についても把握をしているところでございます。
○福島みずほ君 この日給十二万円というのが真実でなかったということを知ったのはいつですか。
○政府参考人(瀬戸比呂志君) 日給十二万円と御指摘がございましたけれども、人件費の単価について、十二万円だけではありませんが、十二万円等々という事実があったことは事実でございます。
これにつきましては、先ほど申し上げましたように、研修ですとか……
○福島みずほ君 違う。いや、それをいつ知ったか。日給十二万円という、日給十二万円という多額の金額を知ったのはいつですか。
○政府参考人(瀬戸比呂志君) 事業実施に当たって承知をしておりました。
○福島みずほ君 日給十二万円という、これで払われているというふうに思っていたんですか。つまり、若者の雇用というふうに、日給十二万円払われていないんですよ。しかも、ちょっと考えて、日給十二万円もらえる仕事ってすごいじゃないですか。これ、ジョブカフェ日給十二万円、プロジェクトマネジャー十二万円、コーディネーター九万円ですよ。これ知っていたんですか。おかしいと思わなかったんですか。
○政府参考人(瀬戸比呂志君) 十二万円、確かに人件費として計上されておりますけれども、先ほど来申し上げておりますように、これはいわゆる直接払われました給与や法定福利費だけではなく、研修コストや採用コストなどを含めました必要経費を合わせた金額として理解をしているものでございます。
○委員長(岩本司君) 福島君、時間が来ておりますので簡潔にお願いします。
○福島みずほ君 再委託や再々委託をして、どういうふうに税金が使われたかに関しては正確でなければならないじゃないですか。コーディネーター九万円と分かっていたら、おかしいと思うのが当たり前でしょう。きちっと書きなさいよと言うのが当たり前じゃないですか。これ税金ですよ。一体、若者の雇用を食い物にして何をやっているんですか。
○委員長(岩本司君) 時間が来ておりますので簡潔に願います。
○政府参考人(瀬戸比呂志君) 十二万円というのは、繰り返しになりますけれども、あくまでも研修費あるいは採用コスト、そういったものも含めた金額として承知をしておるということでございます。
○福島みずほ君 ひどい状況なので、これからも追及していきます。
○委員長(岩本司君) 本日の調査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後四時三十二分散会
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