『関連・報道記事紹介』


このコーナーでは、当裁判に関する、これまでの関連・報道記事をご紹介させていただきます。

リンクはされておりません。ご紹介のみです。

記事の詳細をお知りになりたい方、ご購入等をご希望の方は、誠に申し訳ありませんが各社に直接お問い合わせいただければ幸いです。

New 10/12 就活前に読む (2011.10/5発行)
New 10/1
最高裁判所・決定報道 (2011.9/30付)



「これまでの関連・報道記事」

平成23年
up 10/12

「就活前に読む」 会社の現実とワークルール

宮里邦雄・川人博(※当裁判、原告側代理人)・井上幸夫 旬報社 
※2011.10/5 初版 価格: ¥ 2,100 (税込)

―知らなきゃ キケン!―

〜あとがきから〜
  大手企業だからワークルールを守っているだろうと思うのは間違いである。・・その企業がワークルールを守っているかの情報もいろいろ工夫して入手してほしい。・・就職情報サイトの情報だけを見ても、ワークルールから考えておかしいと疑問に思える知識を持ってほしい。・・ワークルールは、日本のすべての会社が守らなければいけないルールである。・・入社したらワークルールも守らないひどい会社だったので、すぐに辞めたいと思う人もいるだろう。しかし、会社はいつでも辞めることができる。辞める覚悟ができたなら、ワークルールを守るように会社に訴えてみよう。会社がそれにどう対応するかで、辞めるかどうかを決めればいい。
  最後に伝えたいのは、ワークルールを守らない企業や会社には未来がないということである。

※勇士は第T部、理系職種 ニコンとアテスト で扱ってもらっています。
  第U部 就活前に知っておきたいワークルール――要注意企業の見分け方
    ↑これは大学や専門学校、高校、中学校、図書館など広く置いて読んでもらいたいと思いました。

10/1〜10/4 【最高裁判所・決定報道】

9/30付け最高裁決定は10/1夜のネットニュースから始まりました。全て人伝えから始まったので、チェックは後手後手に回りました。ネットで誤報(?)だったとしても、翌日の新聞に掲載されていたら真実味は少し濃いかもしれない、などとまだまだ疑心暗鬼で時が過ぎていました。
  早朝、売り切れない内にと近くの比較的大きなコンビ目指して自転車を走らせました。

 なんとか店で扱っていた全ての新聞を一部ずつ買って戻りました。(店員さんはものすごく不思議な表情)
 さて、家で読み始めると、気がせいているので全ページ過ぎてもない!!やっぱり誤報!?もう一度見て、あった!!こんな調子で時間が過ぎて、電話があって・・。
  「〇新聞載ってなかった」「え、〇新聞の岩手版にはあったよ」
その逆も、「岩手の△新聞には載ってなかった」「いや、△新聞の東京にはあった」

―・・って。ほんものと思っていいの〜!?
しばらくすると、地方の人からも
「おめでとう。こっちの新聞大きく出してくれてるよ」
日が過ぎてくると、あちこちから「出たよ〜おめでとう」

― もう「最高裁決定書」も届いたことだし・・。
落ち着きました〜。
しかし、報道情報収集は不完全です。
一足お先にHP掲載して下さった支援の会にリンクさせていただきます。

  ↓ありがとうございました。
  http://1st.geocities.jp/yuujiuendan23/


平成22年
up 7/20

「過労死・過労自殺大国ニッポン」人間の尊厳を求めて

川人博著(※当裁判、原告側代理人) 編(あむ)書房 
※2010.6/2 初版 価格: ¥ 1,575

―教員、裁判官、医師、電通社員、パイロット、派遣労働者・・・。
  彼らが死に至ったのはなぜか?

〜あとがきから〜
過度な経済的競争の結果、人体を酷使し、ついには死にまで至る過労死。バブル崩壊後の経済苦境の中で過度のストレスが心身を破壊し、ついには自死に至る過労自殺。・・犠牲者は・・累計すれば少なくとも数十万人に達すると思われる。このような事態が続くのはなぜなのだろうか。・・原因と背景には、戦後の平和主義・民主主義のもつ一面性と脆弱さがあると思う。そして、この一面性と脆弱さが、今後、平和と民主主義そのものをも崩していく危惧を強く感じている。
・・本書は、1990年代と2000年代を通じて、雑誌、新聞などで発表した拙稿を整理して編集したものである。

※勇士の件は1章の中に、偽装請負で労災死(飯窪さん)の件は序章の中です。犠牲になった方々の事案は、どれも重く深刻です。それぞれの現場は、今、どれだけの改善がなされているのでしょうか。

up 4/21

しんぶん赤旗 (2010.4/20) ”宝の議席必ず” 
派遣規制に期待します 息子が過労自殺 もう二度と・・・

2003年5月29日、参院厚生労働委員会―。・・製造業への派遣を解禁する・・審議が始まっていました。当日、国会のインターネット中継から流れる小池晃議員の質問をパソコン画面をみつめ・・。・・自殺に追い込まれた次男・勇士さん=当時23歳=の写真も側に置いていました。・・

当時の小泉純一郎首相(自民)、坂口厚生労働大臣(公明)、各党党首などに長い手紙を出しました。「死んだ例がここにあります」・・。思いがけない速さで、共産党国会議員団からの返事が届き、小池さんの国会質問へとつながりました。・・厚労省は初めて公式に「派遣法違反だった」と認め、小池さんは、坂口厚労相に「厳正に解決する。調査もする」と約束させました。

「『望んで派遣になる人がいるからいい』のではなく『法で認めた働き方で犠牲が多発する』ことが問題なのです」・・新政権で派遣法見直しがどうなるか。

※勇士の働き方を問う小池議員に厚労省から「派遣法違反でございます」という答弁です。!?耳を疑いました。こんなにはっきり。裁判の論点が一つ、判決に先駆けて解決した瞬間でした。
あの論戦から7年の今年、2010年4月16日、派遣法改正案が衆議院で審議入りになりました。

4/14

「人を“資源”と呼んでいいのか」
―「人的資源」の発想の危うさ

吉田 敏浩 (著) 現代書館 価格: ¥ 2,100 
※ 2010.4/15 発行

「資源というのは消費するものですよね。人間を資源というのはおかしい。自衛官を使い捨てにするような発想が表れていると思います」・・それから佳子は、「人的資源」という言葉が気になって調べたら、それが国家総動員法のなかに出てくるのを知った。
・・・・・・・・・
インターネットで人材派遣業界と業務請負業界の数多くの会社のホームページを見ていくと、「人的資源」という言葉が目につく。
「人材派遣のご利用は社外の人的資源を効率的・効果的に活用できる最善の経営選択です」
「変化するビジネス状況に・・・、人的資源の効果的な投入を図る具体的施策の提供・・、新しい可能性を拓きます」

※勇士の件は、第二章 四 若き派遣労働者の過労自殺 で扱っていただきました。

※2008年(平成20年)4/1 月刊 『望星』(ぼうせい) 5月号から同連載をご紹介し、その後、一連の連載はweb上でも始まりました。今回は単行本になりました。本書の「主要参考文献」には懐かしい著書がたくさん出てきました。

 3/5

「融解連鎖」
日本の社会システムはどこまで崩れるのか

『週刊東洋経済』記者 風間直樹著
東洋経済新報社 1800円 ※ 2010.3/4 発行

(あとがき)から
「経済誌」に対して、どういうイメージをお持ちだろうか。・・筆者は、それはなんでも包み込む、大きな風呂敷のような存在だと確信している。・・筆者は雇用労働問題・・住宅、医療、介護・・をメインフィールドとして、取材、執筆を重ねてきた。・・従来の経済誌、経済記者のイメージからすると「アウェー」だ。・・歓迎ムードなどまるでないことは、一度や二度ではなかった。・・

ひるがえって「ホーム」はどうか。・・経済誌の最大の友軍と思われている経済学者から、こと筆者のフィールドにおいては・・耳を疑うような発言が相次いだ。・・
「おたくは経済誌なのだから、経済という名を冠しているのだから、『市場主義』が最良だということをちゃんというべきで、それ以外の論議をむしろ批判するキャンペーンを張るべきだ」

・・議論を止めたら、進歩は止まる。今回の政権交代が、こうした問答無用時代の終焉へとつながってほしいと切に願っている。

※当裁判は、第2章 「告発者」たちの憂鬱 で扱ってもらいました。


平成21年
 11/6

けんせつ (2009.10/20号)
  東京土建 一般労働組合 / 月3回刊

”守られている?憲法の「現実」(15) 日本国憲法 第18条”

奴隷のような派遣労働が上段勇士さん(23歳)の命を奪った
日本国憲法第18条は「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪による処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服せられない」と定めています。これは日本だけでなく、世界ほとんどの国の社会の大原則です。

・・99年・・8月にはニコンが「派遣切り」を行ない、勇士さんの「同期」はすべて解雇されました。・・「今月もセーフだった」と話すように、リストラの圧力を感じていました。
・・この裁判で気づいたものは、社会の崩壊の姿です。・・

※憲法第18条、こんなにしっかり柱は立っている、あらためてそう思いました。守ることはもちろん、守らせることも重要だと裁判を通じて強く感じてきました。大事な柱はさらに輝かせて次世代に繋ぎたいと思います。

記事はこちら(DON-NET)

 10/11

朝日新聞

「昼夜の感覚ない」 「体重13キロ減った」
息子の「過労自殺」切々と

(小室浩幸)
両社は上告したが原告側によると、実質的な派遣労働者の過労自殺を認めた高裁判決は初めてという。・・「ニコンの名刺を持って海外出張までした」「残業や出張、断ったらクビになる」・・無断欠勤から2週間後、下宿先のアパートで自殺体で見つかった。

・・HP作成は当初、勤務状況を知る証人を探すことが目的だった。・・HPの存在が少しずつ知られるようになると、交流も生まれた。・・「生きているのがつらくって」。高裁判決の全面勝訴を祝うメールに交じり、心身の限界を訴えるメールが今も届く。「勇士のような若者が大勢いる」と、胸が締め付けられる。・・

※撮っていただいたシュロ(勇士の木)は今年33歳で、私をはるかに越して大木になりました。3本のシュロのうち、勇士の木だけが雌株でした。毎年、大量の実をつけ、たくさんの芽となって地面から顔を出します。(会っていただいてありがとうございました)

記事(PDFファイル)はこちら
  ※当ファイルは朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。 
シュロ、雑談です。(上段)

 8/10

赤旗・日曜版(8/9号)

命奪った派遣労働 東京高裁が断罪
子どもたちを犠牲にしないで 母親 上段さん手記

一審上回る判決 / 東京高裁の都築弘裁判長は、・・職業安定法44条違反の労働者供給事業にあたると認定・・。ニコンや派遣会社は「法令の規制を度外視した」と断罪。・・「派遣労働者は、中間搾取と劣悪な労働条件のもとに、過酷な労働が強制される」と指摘しました。

ニコンなどが”うつ病で自殺した証拠はない”と主張したことについても、「使用者が業務に起因するものとはいえないことを明らかにしない限り、業務に起因すると推認することが公平である」と言い切りました。使用者側に立証責任がある、としたのです。・・大幅に上回る7059万円(金利含め1億円以上)の支払いを命じました。

※法を守らない会社の、「知らなかった」「気付かなかった」「勇士くんが言わなかった」という主張が断罪され感無量です。会見での手記、こちらも取り上げていただき感激です。

 8/10

週刊金曜日 (8/7・8/14合併号)
”らんきりゅう12 雨宮処凛の乱起流”

初めて体験した「勝訴」の瞬間

請負会社にとっては「ニコン」という大企業はお得意さま、ニコンにとっては「よその会社の人間」である勇士さんの立場は、システムの狭間に落ちるようにして誰からも顧みられない。ここが偽装請負のもっとも恐ろしいところで、勇士さんの死後、「(勇士さんは)どんな仕事をしていたんですか」という母親の質問に、ネクスター側から返ってきた答えは「よく分かりません」だったという。

・・つまりは勇士さんの立場に誰も責任を持っていないような状況だった。
・・原告側の「ニコン、ネクスターに責任がある」という主張が認められ、「全面的勝利」と言える判決だという。

※「たてまえ」と「本音」。日本独特、世界には分かりにくいとされる心情。現行の日本の労働者派遣法には、どうしてもその独特の世界を色濃く感じてしまいます。

 8/5

マガジン9条
雨宮処凛がゆく!

過労自殺裁判の勝訴!! の巻

私は生まれて初めて「勝訴」の瞬間に立ち会った。・・過労死・過労自殺問題のエキスパート・川人弁護士の顔が満面の笑顔に変わった瞬間、法廷を拍手が包んだ。「おめでとう!」と誰かが叫び、思わず立ち上がっていた。・・弁護士会館に現れた川人弁護士は、開口一番「勝ちました!」と叫んだ。何か、歴史的な瞬間だった。

・・上段勇士さんは私と同じ75年生まれ。・・99年、23歳の若さで自ら命を絶ってしまうのだ。・・ここには現在の「使い捨て」労働の問題を巡るすべてがある。・・長い間、この問題は放置されてきた。・・この判決には、・・感慨深いものがある。・・この判決が大きな突破口となることを願いたい。
 
※抽選漏れにもめげず、ずっと来ていただいてありがとうございました。どこにいてもすぐに分かりました。オーラをありがとうございます!!

記事はこちら

 8/5

毎日新聞

発信箱: 勝訴の中の悲しみ=磯崎由美 (生活報道部)

・・全面勝訴だった。「良かったね、勇ちゃん!」。・・まぶたに浮かんだのは、単身寮で冷たくなっていた息子の顔。歓喜する支援者の中で笑顔を保つのがつらかった。
・・当時まだ認められていなかった製造業への派遣。・・今でこそ多くの人が知る雇用の崩壊をいち早く告発した。

・・間接雇用は労働者の健康や権利を守る責任をあいまいにしてしまった。規制緩和へと一気に進んだ時計の針をどこまで戻せるのか。歴史的な総選挙が迫るというのに、その行方は見えてこない。のり子さんはこの勝訴が自分たちだけのものではなく、国の道しるべとなることを願っている。

※ 突然、「あの日」に戻りました。裁判闘争の原告仲間でもある知人も確か、全面勝訴の日に泣いていました。(こんな気持ちだったのか・・) 

→ 記事はこちら

 8/4

サンデー毎日
8月17日号 (8月4日発売)

 ◇News Navi
命の「大量消費」はいつ終わる
2審も「派遣過労自殺」を認定

「この10年、・・何とかしてあげたいという一心で無我夢中でした。全面勝訴で本当に良かった。長年、待ったかいがありました」
・・東京高裁は1審に続いて原告勝訴、両社に7058万円の支払いを命じる判決を下した。原告代理人の川人博弁護士によると、派遣労働者の過労自殺訴訟で高裁判決が下されたのは初めてという。・・すでに04年に製造業派遣は「合法化」され、労働事件でも企業寄りの判決が増えている。

「判決を聞いたとたん勇士の顔が浮かび、大声で泣きたい思いに駆られました。・・」
勝訴の喜びもまた大きな悲劇の中にある。 (肥田美佐子)

※ニューヨークからずっと関心を持っていただき、ありがとうございます。海外の労働者の素晴らしい部分、日本の労働者の良き部分、新しい労働世界が始まる、その歴史の真っ只中と感じます。

7/28〜7/29

【東京高等裁判所・判決報道】

当日はニュースに関してはまったく、何も見聞きするチャンスはありませんでした。
判決文は多くのページ数にわたり、記者会見までに弁護士さん方が猛烈なスピードで検討して下さいました。(本当に尊敬の瞬間です)

原告自身も会見場であらためて詳細に分かります。
それをメモして質問する記者さん方も、とても忙がしそうでした。

ニュースは家に戻ってチェックしたものです。
今回は戻る前にも、戻ってからも、HPに向かうことに、いちいち時間がかかりました。
(お待ちいただき、ありがとうございます)

※記者会見の内容的なものは、「控訴審判決・記者会見」(新設)の欄を合わせてご覧下さい。

→ニュース・チェックはこちら (※8/3 画像追加)

3/25

「ルポ トヨタ・キヤノン ”非正規切り”」
  儲けのために直走る、大企業の違法・脱法を問う

岡清彦著 / 『しんぶん赤旗』記者
新日本出版社 定価・本体1400円(税別)
※2009.3/25 初版

―その違法・脱法の雇用実態を告発し、団結して闘いに立ち上がる人々を追った”人間ドラマ”―
※帯の言葉に、あの日から10年の歳月が経ったことを実感しました。
当時、疑問を感じ、苦しんでいた派遣はたくさんいました。しかし、声を出したらもっと不利になる、次の派遣を紹介してもらえない、派遣先を気にし、派遣元に気を遣い・・。頑張れば悪いようにはしないと思う、正社員にしてもらえるかもしれない。

でも。2008年の暮れ、着の身着のまま放り出された。
団結・闘い・立ち上がる。無縁の世界が現実になって広がる。
非正規労働者をこれほど強く、りりしくしたのは、ほかならぬ企業群。
その強くなる過程があますところなく書かれています。

当裁判は、本書の165〜173で扱っていただきました。
「勇ちゃん、みんなすごいよね」

2/3

週刊東洋経済(2009.2/7号)
※ 2/2発売です。

特集 「派遣切り」だけでは終わらない
     雇用壊滅! (34〜75ページ) 

※この中の「告発者たちが直面する現実」(p44〜p45)で扱っていただきました。
 おかしい!!と感じたあの日からもうすぐ10年。これまでに多くの犠牲者を巻き込んでここまで来た「派遣法」ですから、その内部で起こっていることを、深く深く論じてもらいたいと願って拝見しました。

法改正のたびに、被害者が目立って多くなったことは否定できません。読んだり聞いたりすると辛い気持ちになりますが、世の中の反応は、あの頃には考えられなかった展開です。様々な立場の方への、多岐にわたる取材で書かれているので、現在の雇用の詳細な資料にもなると思いました。


平成20年
6/28

朝日新聞(夕刊) ”ぴーぷる”
ジャーナリスト・肥田美佐子さん 「過労死の国」、 ILOでメディア賞
    
”ニューヨーク在住のジャーナリスト、肥田美佐子さんが、ILO総会で「第1回労働者の権利メディア賞」を受けた。・・”という記事のご紹介です。6/9に登場いただいた肥田さんを、今回取り上げた朝日新聞の記事、そのPDFファイルを下記に掲載させていただきました。該当画面を150%アップにし、パソコン画面いっぱいにして喜んで拝見しました。(本人の写真画像はみごとに巨大アップにたえていらっしゃいます)

この記事の担当記者である朝日新聞の鶴見知子さんは、2007(平成19年)10/5 朝日新聞・夕刊”ニッポン人脈記”で勇士を扱って下さった方です。

PDFファイル(1.2MB)
※「過労死の国」、ILOでメディア賞 / 朝日新聞 2008.06.28
※当ファイルは朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。

6/9

「the Land of Karoshi (過労死の国)」  肥田美佐子

ILOジャーナリスト賞 (第一回 最優秀作品) 6/4 受賞

取材して下さった方は、ニューヨーク在住の方でした。勇士の行きたかったアメリカです。とても不思議な気持ちで取材をしていただきました。その記事が受賞したと聞いてそれはもう、とてもとても嬉しかったです。
タイトル 「The Land of Karoshi (過労死の国)」は、日本の代名詞「The Land of the Rising Sun(日出ずる国)」にかけたのだそうです。
研修には世界から30名ほどのジャーナリストなどが参加され、選考対象に残ったのは半数、high jury(特別審査委員)に提出されたファイナリストは、そのうち6人ということでした。後で聞いた私もその時のことを思ってどきどきです。
私があれこれ言うより・・。以下のサイトへどうぞ。

ILOサイト
同ページ右横に、記事の最終版がPDFファイルで掲載。その下に、授賞式のビデオ。

まだ続きます。こちら

4/3

AERA (朝日新聞WEEKLY) 2008.4/7号

1700万人を襲う病苦
「派遣うつ」原因は正社員
  ―編集部 浜田奈美  写真 高井正彦―

増大号 特別定価 390円

今や非正規雇用者は1730万人以上。数では正社員の半数に及ぶが、職場での立場は弱く、うつになる人も多い。「心の安全網」も不十分だ。・・人事マネジメント会社「アトラス ヒューマネージ」では昨年、・・ストレス検査を実施した。・・「非正社員」の方がストレスの対処がうまくいっておらず、身体の不調や憂鬱感をより強く感じていることがわかった・・。・・「非正社員は正社員に比べて人的サポート、特に上司からのサポートが得られていない、と数値に表れています。・・」

・・しかし、不幸にして何一つ”心のセーフティーネット”にアクセスできず、最悪の結末を迎えたケースもやはりある。

4/1

月刊 『望星』(ぼうせい) 5月号

人が”資源”と呼ばれる時代に 「人的資源」の発想が奪う 命と尊厳
―連載 第7回― 若き派遣労働者の過労自殺
ジャーナリスト 吉田敏浩

定価 580円(本体552円) 発行 / 東海教育研究所

※取材の方は、「人的資源」の発想を追及してきた観点から、勇士を取材して下さいました。今回の取材の前段階として拝見した、連載第1回ルポ 「自殺した自衛官とその両親が訴えるもの」 ( 『望星』2007 年11月)と、
第2回 「密かに進む国家総動員計画と資源局」 ( 『望星』2007年12月)は驚きの連続でした。

自衛官の遺族が強い違和感と疑問を持ったと言うテレビでの、自民党幹事長(当時)発言。2003年6/6のNHK『日曜討論』。「自衛官という資源を、人的資源を我々が持ってる以上、しかもそれに膨大な予算を費やして維持してるわけだから、それを国際貢献に使わないという手はないわけで」

このシリーズはweb上で連載が始まりました。(2008.4/8〜)

連載「人が『資源』と呼ばれる時代に」 
第1章 自殺した自衛官とその両親が訴えるもの
※連載は続いていき、第7回の勇士の部分も後に掲載されるそうです。ぜひご覧下さい。
↓2009.6/1から1カ月にわたり、勇士関連部分を掲載いただきました。

第7章 若き派遣労働者の過労自殺

勇士関連掲載・まとめご紹介は、こちら

「吉田敏浩 ルポルタージュ」一覧。
2009.7/7 から、下記の連載が始まりました。
国家が情報隠蔽をするとき(1)――序 「知る権利」を侵す秘密の闇

※請負・派遣を考えてきた年月で、国家の戦略、国家の行く道、国家の目指すもの・・を強烈に意識するようになりました。とんでもない国家方針もある。自分の考えをしっかり持って生きていきたい、その標になる連載と思います。
同サイト連載の、「お気に入り」登録をお勧めします。

「アジアプレス・ネットワーク」
(アジアプレスのインターネット上のWebジャーナル)


平成19年
12/19

週刊 ダイヤモンド
※「2007年12月15日号」です。

From Editors (該当箇所、全文掲載させていただきました)

人材ビジネス大手のクリスタルグループ(現社名はグッドウィル・プレミア)が小社を相手取って起こした名誉棄損訴訟の一審判決で、東京地裁は11月15日、「原告の請求をいずれも棄却する」と言い渡しました。
その後2週間の控訴期限内に控訴状は届かず、小社の全面勝訴が確定しました。

クリスタルは小社も含めてメディア4社に総額21億9000万円の損害賠償を請求。クリスタルに限らず、近年は企業のメディアに対する巨額訴訟が急増し、賠償額の相場も高騰しています。
日本の名誉棄損訴訟においては、被告(メディア)側に立証責任が求められるため、訴訟を起こされると負担が大きい。メディアの萎縮につながりかねません。(鎌塚)

(※2004年12月11日号は特集号でした。「人材派遣急膨張の光と影」、ここに勇士の件も取り上げていただきました。既に東洋経済が訴えられていたので、取材に来ていただいた時には驚きました。特集は内容もページも圧巻で、ダイヤモンド社は、さっそく年明けに訴えられました。同業の他経済紙が訴えられている中、屈することなく記事にして下さったことは、とても心強く思いました。松本裕樹記者と支え続けたダイヤモンド社に心より感謝申し上げます)

10/30

「労働法を考える」
この国で人間を取り戻すために

脇田滋著 新日本出版社 1600円(税別)
※2007年10月30日 初版 

―あとがき、から―
1985年、派遣法が制定されたとき、私は労働法の将来に大きな不安を感じた。予感が的中し、約20年後を経た現在、非正規雇用が急増するとともに、多くの職場が労働基準法さえ守られない「労働法のない世界」に変わってしまった。・・当時、アメリカをモデルに「新自由主義」の風潮が広がり、「契約の自由」を優先させて労働法の独自性を認めない議論が強まっていた。

・・「働くルール」、すなわち労働法とは何か、それが何故必要なのかを多くの人に考えてほしいと思って書いた本である。・・とくにこれから働こうとしている学生や、すでに働いている若い人に読んでほしいと思っている。

(※脇田氏には当裁判を最初からご支援いただき、いろいろ教えて頂きました。感謝しております)

10/26

月刊「ひろばユニオン」11月号

過労死に倒れた人々・第164回
「過労自殺 偽装請負下の過酷勤務」

労働者学習センター 税込み400円
※2007年10月26日発行

―請負会社から大手メーカーに派遣され、偽装請負の状態で働いた23歳男性が命を絶った。深夜・交替勤務に心身は疲弊し、全身のだるさやひどい頭痛を何度も訴えた。遺族は裁判で企業責任を問い、東京地裁は派遣元・派遣先の両社に損害賠償責任を認めた。―

・・「(ニコンの人は)時間になると俺を残して『お疲れさま。あとはよろしくね』って帰ってしまう。・・・怒鳴りたい気分だよ」「正直、何のために二つの会社(派遣先と派遣元)になるのかな。・・」
(※8年経った今でも、声は生々しく鮮明に蘇ります)

10/5

朝日新聞・夕刊
(※夕刊のない地域は翌日の朝刊です。私の地域も翌日10/6でした)

”ニッポン人脈記” 手をつなげ ガンバロー 5
めっちゃ忙しいねん!
残業の果て 若者のむごい死

・・朝から深夜まで働き、ニコンの名刺を持って海外出張までした。・・「派遣会社は話が通じない。ニコンが雇ってくれたらいいのに」「残業や出張、断ったらクビだよ」とこぼした。・・会社に退職を申し出た。すぐには認めてもらえず、自ら命を絶った。・・会社側は「本人が疲労を訴えず、予見できなかったので責任はない」などと反論している。

(※偽装請負、製造業派遣現場の典型だったとあらためて思います。間に1社入って、巧妙に無権利労働者にされてしまう。構造的な危険の中で、労働者個人が抗することは明らかに限界があります)

10/5

「属国ニッポン」経済版2
新自由主義の犯罪

大門実紀史(日本共産党参議院議員)

新日本出版社 1700円(税別)
※2007年10月5日 初版

[著者のことば]から
もうかれば何をやってもいい――そんな風潮が広がり、新手の経済犯罪や人の道にはずれた企業行動があとを絶ちません。これらは総体として「新自由主義の犯罪」と呼んでも過言ではないでしょう。
同時に、新自由主義の個々の政策が生活苦や自殺までひきおこしていることをかんがえると、新自由主義そのものが人類にたいする犯罪ではないかとさえおもえるのです。
本書が、そのような日本の新自由主義の実相をとらえ、打ち砕くうえで、少しでもお役に立てれば幸いです。

※勇士の件は、第ニ章の中で取り上げていただきました。

7/13

「職場砂漠」
働きすぎの時代の悲劇

岸 宣仁 (経済ジャーナリスト)

朝日新書 735円(税込み価格) 新書判並製 216ページ。
※2007年7月13日発売

「格差」だけが問題なのではない。グローバル化とIT化という「怪物」が、日本の会社にもう一つの「犠牲者」、心を病んだサラリーマンたちを作りだしている!成果主義という「武器」を手に部下を襲う上司、M&Aでトップが変わった途端に始まる性急な改革・・・。ストレスが溢れる職場で、企業戦士が次々に倒れていく。長期不況を経て景気が上向いた今、サラリーマンに何が起きているのか。気鋭ジャーナリストが激しく迫る。

6/10

赤旗・日曜版

偽装請負追及10年の重み
共産党の国会論戦
99年5月 IBM藤沢 本格論戦の口火切る 寺前議員
03年5月 ニコン過労自殺 母の手紙 思い届けて 小池議員

※後に知ったことです。98年11月の赤旗・日曜版がIBM工場の偽装請負を取り上げていました。紙面に登場したN社こそネクスターでした。この時、勇士はまだ生きています。ネクスターはニコンだけでなく、IBMにも深く入っていました。いったいどれだけの職場に入っていたことか。IBMの労組(JMIU)は会社や労働省、職安に交渉しました。当時、大変な危機感があったと聞きました。しかし。指導は、形だけ「請負」を整えることで終わります。さらに99年5月の国会、既に勇士は亡くなって2カ月が経っていました。ここでも熱く論戦して下さっていました。おかしな芽が見つかった時、すでにその根は大きく下で広がって、文字通り、氷山の一角。弊害噴出は時間の問題だったのです。

私達一般の者は、巧妙に仕掛けられた危険については、自分達の身近に及んでいても何一つ気付くことなく、はまってしまいます。偽装請負は毎日の職場で起こっている問題です。迅速かつ強力な対処をお願いし、広く公表することによって、法令順守の徹底を呼びかけてもらいたいと願っています。

「請負・派遣ニュース」にリンクしています。

5/9

「偽装請負」
格差社会の労働現場

朝日新聞特別報道チーム 
新書判並製 216ページ 735円(税込価格)
※2007.5/11発売

1990年代から一気に産業界に広まった「偽装請負」という雇用形態。グローバル化で飽くなきコストカット、人員削減を迫られたキヤノン、松下電器産業など超一流企業までもが、率先して安い労働力を求めて、違法行為に手を染めていた!2006年夏から告発キャンペーン報道を展開し、新聞労連ジャーナリスト大賞優秀賞を受賞した朝日新聞取材チームが、格差社会の「労働悲劇」を描き尽くす渾身のルポ。

4/24

「雇用融解」
がんばる人も報われない社会がくる
これが新しい「日本型雇用」なのか

『週刊東洋経済』記者 風間直樹著
東洋経済新報社 四六判 1600円
※ 2007.5/1発売

競争力回復の裏で、何が起きているのか
改善なき低待遇が、のしかかる責任が、働く者の希望と未来を奪う。
名だたる大企業の労働実態を明らかにする徹底ルポルタージュ。

低収入で不安定な立場の非正社員。かたや過労死に至ってもおかしくない水準で働き続けても相応には報われない正社員。これが過去10年余りにわたる財界の雇用改革が生み出した日本人の姿である。

4/24

『ワーキングプアと偽装請負』
日本共産党出版局 ブックレット 480円
※ 2007.5/1発売

※勇士の裁判が始まった頃、「(自社の社員が)どんな仕事をしていたか知らない」という会社がなぜ請負会社として存在できたのか、納得できずにいろいろ調べました。その過程で。実はその数年前に国会で偽装請負問題を取り上げていた政党がいたことを知りました。

偽装請負を、ずっとおかしいといい続け取り上げていてくれた、勇士を失って、もやもやと多方面に疑いの気持ちを向けて苦しんでいた中で、それはとても優しい発見でした。

3/15

「生きさせろ!〜難民化する若者たち〜」 
 雨宮処凛著 太田出版
 ※2007.3/15発売

ワーキングプアたちの反乱
自己責任の名のもとに私たちを使い捨てる社会に、企業に、反撃を開始する!
この国の生きづらさの根源を「働くこと」から解き明かす宣戦布告の書!!

闘いのテーマは、ただたんに「生存」である。生きさせろ、ということである。
生きていけるだけの金をよこせ。メシを食わせろ。人を馬鹿にした働かせ方をするな。

俺は人間だ。スローガンはたったこれだけだ。生存権を21世紀になってから求めなくてはいけないなんてあまりにも絶望的だが、だからこそ、この闘いは可能性に満ちている。「生きさせろ!」という言葉ほどに強い言葉を、私はほかに知らないからだ。一一「はじめに」より

※上段勇士さんについて、裁判にうかがわせて頂き、お母さまにお話を聞かせて頂いてこの本の第五章で書きました。この本で少しでも今のメチャクチャな労働環境に異議申し立てできればと思っています。

2/26

週刊 東洋経済
※2/26発売で「2007年3月3日号」となります。

 ”訴訟報告”
  クリスタルおよび同グループとの名誉毀損訴訟について
  訴訟終結の経緯報告と小誌見解

 2月2日金曜日、13時半。東京高等裁判所第16民事部で、一通の「和解調書」が作成された。和解だが、条項には「原告は被告に対する訴えを取り下げ、被告は同意する」とあるだけだ。つまり、原告側の全面的な訴訟取り下げである。・・・第一審判決は、43の争点のうち、3点のみについて立証が不十分だとして、東洋経済に300万円の支払いと、その3点に関する取消広告の掲載を命じる、クリスタル一部勝訴の判決だった。・・・最高裁判例では、真実相当性を問われるのは「重要な部分」で足りるとされており、・・43分の3に名誉毀損を認める判決は前例がない。しかも小誌側は3点にも自信があった。

・・・小社は組織対応が可能だったが、たとえばフリーの書き手がこの圧力を受けたら、生活を脅かされかねない。自由な言論、表現活動に対する”脅迫”を許せば、民主主義がいずれ内部から破壊されることは歴史が証明している。残るクリスタル訴訟の行方に注目したい。

『週刊東洋経済』編集長 山崎豪敏
      同    記者  風間直樹

※2ページにわたる詳細な報告のごくごく一部になります。内容がとてもよく分かりました。

2/2

(東洋経済新報社)

”プレスリリース”

クリスタルおよびクリスタルグループの訴訟取り下げについて

東洋経済が発行する『週刊東洋経済』の2003年2月8日号に掲載した特集「異形の帝国 クリスタルの実像」、および同2003年6月14日号に掲載した特集「異形の帝国 クリスタル続報 社員を捨てるリストラ日本の闇」について、2003年にクリスタルより名誉毀損に基づく謝罪文掲載及び巨額な損害賠償(約10億円)を求める訴訟が提起され、今日まで訴訟を継続してまいりましたが、本日、東京高等裁判所にて、クリスタルの全面的な訴訟取り下げにより終結いたしました。

※リンク(詳細)は、「請負・派遣ニュース」2007.2/2東洋経済新報社

(※2003年2月8日号は、生涯忘れることのできない記事になりました。執筆者は勇士より1歳年下の方でした。記事を書いた当時、彼は25歳でした。同年代の若者の危機に全国をめぐって取材して下さいました。その記事が訴訟沙汰になり、なんとも気の毒に思いました。本日の訴訟取り下げは本当に嬉しい結果です。風間直樹記者と、その若い記者に記事を任せ、訴訟を見守って支え続けた東洋経済新報社に敬意を表し、心よりの御礼を申し上げます)

1/6 朝日新聞
消耗世代 
ロストジェネレーション(5) 25〜35歳

・・・以前働いた工場について、ふとインターネットで検索をし、がくぜんとした。かつての同僚・・が自殺したことが、書きつづられていた。自分と同じ請負作業員・・・遺族が起こした損害賠償訴訟で03年3月、前田さんは証言台に立った。
・・・請負や派遣で働く若者を見ると・・・声をかけたくなる。「いくら頑張っても、将来があるわけじゃない。死なない程度に仕事をしろよ」使い切られてしまったら、何も残らないから。

(※前田さん。03年には貴重な証言を、大変ありがとうございました) 


平成18年
10/31 フジテレビ『とくダネ!』(午前8:00〜9:55)
大追跡!特捜部
日本のものづくりが危ない!!
日本の請負を特捜せよ!「偽装請負
(東京労働局)
契約は業務請負で・・実態は派遣労働である偽装請負が社会問題化している(研修会)
(メーカー)
夜中まで・・”不夜城”は、半分以上そうなんじゃないかな・・
海外で安くていい商品が出てきているからそれに勝つためには必須・・
(請負業者)
メーカーはコスト削減が一番・・その人の将来はあまり関係ない
これから注目は”スポット派遣”日雇いです。社保、雇保を払わずに済む
(請負労働者)
安全教育がまったくない。訴えて・・正社員になれた。新しい制服に手を通し・・思いは格別
※10/31、第7回口頭弁論当日の朝、9:23頃から放送していただきました。
8月

「過労自殺と企業の責任」

川人博著(※当裁判、原告側代理人)旬報社
※2006.8/10 初版

〜あとがきから〜
人間が幸せになるために社会の経済活動が必要なのであり、経済の数字を上げる
ために人間の生活と労働を犠牲にするのは本末転倒である。

6/8 雑誌「経済」(新日本出版社・月刊誌)
特集:「格差社会」を考える
「格差」の根源
大企業の業務請負・派遣労働
※「2006年7月号」となります。
※78〜90ページの13ページに渡る特集。
1/17 読売新聞 ”メモランダム”
 労働者を力づける改革に

 「今の労使は対等。どこで働こうと自由なのだから、
  労働条件を下げられたりしたら、転職すればいい」
 ・・・経営側委員が言い切った。・・・。

平成17年
9/18 朝日新聞 ”働き手はいま”
 「派遣」、工場の調整弁
 非正社員 進む「重層化」 労組も支援を検討
 雇用の形態「不安定に」
※記事の最後のほうで扱っていただきました。
8/24 読売新聞(夕刊)
 コラム『交差点』・・・・・「過労自殺」
※ホームページ開設以来の様子を取材していただきました。
みなさんからは、これまでに実にたくさんのメールをいただきました。やり取りは多くの元気をもらいました。
5/26 赤旗・東北版 本日から『連載』 3回
 「砕かれた夢−派遣社員過労自殺裁判」
 5/26 (1) 「ビル・ゲイツにあこがれて」
 5/27 (2) 「巣立った先は生き地獄」
 5/28 (3) 「無法 もうなくしたい」
5/25 テレビ朝日系 31局ネット 「スーパーモーニング」午前8時〜午前9時45分(一部地域を除く)
※「派遣社員の過労自殺、裁判」について扱います。
※番組の一番最後の時間帯に、放送されました。
5/18

赤旗 本日から『連載』 7回
 「働く」って何  若者雇用の現場から
 5/18 (1)派遣初日「今日は徹夜」
  (ホームページ製作会社へ)    
 5/19 (2)明日はどこに回される
  (業務請負会社アテスト)
 5/20(3) 店長やめる・・・”監禁された”
  (バイトから店長に。大手チェーン居酒屋店長)
 5/21 (4) 正社員と信じていたのに
  (外資系パソコンメーカー。販売員)
 5/22 (5)手取り25万正社員の夢
  (フリーター歴16年。家庭をもちたい)
 5/23 (6) 独立して生活できない
  (世帯年収300万以下。家賃は親の援助)
 5/24 (7) 正社員減の根源どこに
 (厚生労働省、常用雇用化計画)

5/17 赤旗 「偽装請負」過労自殺訴訟が伝えるもの
   違法「人貸し」を断罪
   受け入れ企業の責任問う
5/16 赤旗 【主張】「増大する請負・派遣」「放置できない『悲惨な職場』」
5/3 河北新報(岩手) 【社説】 「労働者派遣法20年 公正なルール確立を図れ」
4/17 赤旗・日曜版 『 「派遣」の過労自殺を初認定。派遣先ニコンと請負会社クリスタルに責任』
4/8 週刊金曜日 『金曜アンテナ』「派遣社員の過労自殺裁判で全国初の勝訴」
4/6 ※ふるさとで気付きました。
岩手日報(3面) 【論説】「派遣社員の過労自殺」 「企業の論理優先に警鐘」
4/5 京都新聞 【社説】 「過労自殺判決 派遣先も責任免れぬ」
4/4 東京新聞 【社説】「派遣社員 過重労働への警告だ」
4/2 高知新聞社 【社説】 「派遣労働」歪む職場をどうする
4/1 日本経済新聞(43面)「過労自殺就業先も責任」ニコンなど賠償命令
朝日新聞(34面)「派遣男性の過労自殺認定」
読売新聞(34面)「派遣先の責任も認定」
赤旗(3面)「派遣の過労自殺認定」
共同通信 「派遣労働の過労自殺認定」「ニコンなどに賠償命令」
毎日新聞(1面)「過労自殺派遣労働で初認定」
 (31面)「つらさ認めてくれた」
東京新聞(1面)「派遣労働者自殺は過労」
 (31面)「休むと解雇対象に」
産経新聞(30面)「派遣労働者の過労自殺」
The Japan Times 「Mom of temp-staff `karoshi' victim wins damages」
※こちらで気付かない報道等がありましたらお知らせ下さい。
(上記新聞は東京での発表紙面です。同じ社の新聞でも地方になると、朝刊夕刊が片方だけになる所もあり、記事扱いは紙面番号も含め異なってきます。)

※地方からもいろいろ知らせていただきました。 お話はたくさんいただきました。【地元紙による報道は、】ファックスや郵送、あるいは実際に確認できたものを掲載しています。

京都新聞(1面)「派遣社員の過労自殺認定」
 (2面)「使い勝手優先警鐘」
中日新聞(1面)「派遣労働の過労自殺認定」
 (37面)「休めば解雇者の筆頭」
岩手日報(1面)「派遣労働で過労自殺認定」
      (21面)「退職前提の働かせ方」
岩手日日(2面) 「『派遣』で過労自殺 初の賠償命令」
河北新報(岩手)(38面)「派遣労働の過労自殺認定」
神奈川新聞(31面)「過労自殺を初認定」
中國新聞(広島) 「派遣社員の過労自殺認定」
大分合同新聞(1面)過労自殺「派遣労働者に認定」
佐賀新聞(1面)「派遣」の過労自殺認定
信濃毎日新聞(1面)「派遣での過労自殺認定」
      (39面)「使い勝手優先に警鐘」
室蘭新聞「派遣労働者の過労自殺認定」
愛媛新聞「派遣労働者過労自殺認定」
四國新聞(1面)過労自殺「派遣労働者初の認定」
西日本新聞 「派遣労働の過労自殺認定 ニコンなど賠償命じる」
北日本新聞 「派遣労働者の過労自殺認定 ニコンに賠償命令」

他の地域でも大きく扱っていただいたと聞いています。私のふるさと岩手でも報道があったので、とても喜んでいます。派遣や請負などの間接雇用は増え続けているので、真剣に考えてもらいたいと思っています。 

3/31 判決の記者会見後の報道当日
※原告は当日の日程が立て込んでいて、拝見できませんでした。全て教えていただきました。

【判決後、少しして〜】
ラジオ放送 (まるで速報のようだと連絡が入ってきました。事務所など各所で聞いていただいたようです。)

【夕方〜】
ラジオ放送(ドライバーの方々から連絡が入り始めました)
民放TV各社(もう放送してくれてる、と驚いた連絡でした)

【夜】
民放TV各社(確認にあちこちを回したと)
ラジオ放送(リスナーの幅が広いことを実感しました)
NHKTV(これに先だって、請負をNHKスペシャルで扱っていただいていたので、チャンネルを合わせた人が多かったようでした)

※岩手を出る時、タイマー録画をたくさん入れましたが、設定ミスでまったく撮れませんでした。平常心からはほど遠かったようです。録画を貸してもいいよ、と言う方ご連絡下さい。 


平成16年
12/11 週刊ダイヤモンド 特集「人材派遣 急膨張の光と影」
Part1早くも吹き荒れる買収の嵐 4兆円市場争奪戦の舞台裏
Part2業務請負抜きでは動かない大手メーカー工場の大激変
Part3不祥事・トラブルが続出! 業務請負業界が抱える「闇」
※「2004年12月11日号」です。 
8月 「働き方を見直しませんか」人間らしい生き方を創るために
西村直樹著 学習の友社  
※2004.7/20初版。関連箇所・・「労働時間の実態とその背景」 
4/10 赤旗(日刊)
「ひと」派遣社員初の過労自殺裁判原告
両親と住む。55歳 
3/9 NHK国会中継 (午前9時〜午後6時)
参議院『予算委員会』
小池晃議員質問(日本共産党 政策委員長)
当議員の質問は午後4時頃

※3/9(火)予算委員会の会議録(製造業派遣・請負関連の質問部分)の抜粋を転記しました。⇒こちら
2/16 AERA (朝日新聞WEEKLY)
派遣社員は奴隷か フリーター待つ落とし穴 
高給保証謳われても現実は厳しい
※2/16発売で「04.2.23」号となります。
2/6 毎日新聞(夕刊) 社会面 
偽装請負過労自殺訴訟
労組幹部ら「支援の会」 労働者の権利・健康訴え
1/7 毎日新聞(朝刊 1面・3面)
・「業務請負」の求人都市で2割に急増
 派遣法に違反も 雇用調整が容易
・広がる無責任請負
 「過労」の23歳、死の告発

平成15年
8/8 赤旗(日刊)本日から連載(毎日) 9回
『巨大化する業務請負』 若者は使い捨てかクリスタルグループ(1)
◎8/15 連載(5) 「23歳 1年4ヶ月 力尽き」
(上段勇士について)  

※業務請負業
メーカーなどの製造ラインや営業業務を一括して受託し、 自社で業務遂行責任を負うアウトソーシング(外部委託) 型のビジネス。

※同誌が手に入りにくいという方。図書館など置いてある所も あるそうです。

※業務請負については、使用者側の不正部分を認識していく ことから始まると思います。全て自分の力不足のせいか、と自信をなくしている方も見て下さい。
7/14 YOMIURI WEEKLY
『派遣法改正でもトラブル続出の「業務請負業」って何!?』
※7/14発売で「2003年7月27日号」となります。
6/9 週刊東洋経済 追跡取材 異形の帝国「クリスタル」続報!
 『社員を捨てるリストラ日本の闇』
※6/9発売で「2003年6月14日号」となります。
5/31 赤旗 『厚生労働委員会』 小池議員質問(つづき)
5/30 赤旗 『厚生労働委員会』 小池議員質問(2面)
5/29 参議院『厚生労働委員会』
小池晃 参議院議員(日本共産党)質問
当議員の質問は午後2:30〜3:30

※国会中継がないので、インターネットによる審議中継があります。
 音声がリアルタイムで流れます。
※アクセスの仕方
 参議院ホームページ > (画面右側の)参議院審議中継
 ◎参議院審議中継から、衆議院の中継にも入れます。
 ◎閲覧にはリアルプレーヤーが必要です。(無料)

なお当日聞けない、あるいは更に後で確認したい方は、
参議院ホームページ > 参議院情報ボックス > 会議録情報 > 参議院会議録情報 > 厚生労働委員会
で会議録を読んで下さい。

※5/29(木)厚生労働委員会の会議録(製造業派遣・請負関連の質問部分)の抜粋を転記しました。⇒こちら
5/16 NHK おはよう日本
 特集「拡大する請負会社の実情」 7:45頃の放送
3/12 せめぎ合いの労働法制  「解雇自由はゆるさない」
 (単行本) 学習の友社
 『事実は語る・・・偽装請負・派遣労働の闇』
2/3 週刊東洋経済 特集『異形の帝国「クリスタル」の実像』
『7万人の若年労働者を”裏派遣”し、年商は実に3000億円』
※2/3発売で「2003年2月8日号」となります。
1/24 週刊金曜日 「労働法改正特集」
『「正社員」という言葉が死語になる日』

平成14年
7/25 共同通信社 「自殺者4年連続3万人台」
7/18 学習の友8月号 学習の友社「資本の横暴を告発する」
  『派遣労働者にも人権を!』
3/20 赤旗 「なくしたい夢のない働き方」
3/19 赤旗 『「ムダな時間過ごした」と』
3/13 週刊東洋経済 臨時増刊号 「派遣・変わらぬ無責任体系」
1/26 日本テレビ ウェークアップ放送
 「まるでモノ扱い!?派遣労働の実態!」

平成13年
12/7 週刊金曜日 「人間は働く商品なの?」
11/30 毎日新聞 「人として扱って」
8/24 週刊金曜日 「ある派遣社員の過労自殺」
9月号 民医連医療 「夢見て働いた息子がなぜ死を選んだのか」
3/26 読売新聞 「派遣先で過労自殺 どこが責任を負う!?」