『原告最終準備書面』
◎ 「原告最終準備書面」を読んで下さる方へ
〜目次〜
第1
章
要旨
第1
事案の概要
第2
勇士の業務及び雇用形態
第3
業務の過重性
第4
うつ病の発症及び自殺
第5
因果関係
第6
安全配慮義務
第7
結論
第2
章
当事者
第1
勇士
1
経歴・家族
2
性格・能力
3
健康状態・既往症
第2
被告ニコン
1
会社の概要
2
熊谷製作所の概要
3
ステッパー
4
熊谷制作所の組織
第3
被告ネクスター
1
会社の概要
2
熊谷営業所
第3
章
第3章 勇士の雇用形態
第1
勇士の雇用契約
第2
勇士の派遣労働者性
1
問題の所在
2
職業安定法施行規則第4条
3
請負契約の不成立
4
仕事の完成についての責任(要件(1))
5
指揮監督の有無(要件(2))
6
被告らの認識
7
問題点
第4
章
勇士の業務及び勤務体制
第1
勇士の業務
1
勇士の業務の概要
2
ステッパー検査の特質
3
一般検査の業務内容
(1)
検査の方法
(2)
検査作業の流れ
(a)
レチクル・ウエハーの用意
(b)
検査の開始・現像
(c)
精度の計測
(d)
検査結果
4
ソフト検査の業務内容
第2
勇士の勤務体制
1
熊谷製作所におけるニ交替勤務の内容
2
労働時間
第5
章
事実経過
第1
事実経過の概要
1
概要
2
勇士の言動
3
勇士の様子
(1)
勇士の様子についての証言
(2)
勇士の写真
4
勇士死亡直前における被告らの対応
第2
争点
1
リストラ
2
仕送及び借金
3
健康診断
第3
原告証言の信用性
1
原告証言の客観性・一貫性
2
メモの作成経緯
3
小括
第6
章
業務の過重性
第1
はじめに
第2
業務の過重性の判断方法
1
業務の過重性の評価方法
2
脳・心臓疾患の認定基準に関する専門検討会報告書
3
裁判例
4
小括
第3
業務の内容
1
ステッパー検査業務の専門性・複雑性
2
厳しい納期
3
テクノストレス(VDT)
4
小括
第4
交替制勤務
1
はじめに
2
交替制勤務の反生理性に関する文献
(1)
産業衛生学会意見書
(2)
労働科学研究所論文
(3)
篠田山田論文
(4)
酒井論文
(5)
平成13年労働環境調査
(6)
小括
3
交替制勤務の反生理性に関する裁判例
4
交替制勤務とうつ病の因果関係についての文献
5
交替制勤務による過重性の評価の枠組
(1)
産業衛生学会基準
(2)
ILO勧告及び労働省昼間報告
[1]
就業環境
6
勇士における交替制勤務による過重性の有無
(1)
週労働時間40時間、時間外労働の原則禁止(基準(1))
●
勇士の2週間ごとの勤務時間、夜勤時間数
(2)
深夜勤務の労働時間は上限1日8時間(基準(3))
(3)
仮眠時間の確保(基準(5))
(4)
夜勤務の連続回数(基準(6))
(5)
各勤務時間の間隔(基準(7))
●
上段勇士氏の夜勤の間隔と、1ヶ月の夜勤日数
(6)
年間休日数(基準(9))
(7)
小括
7
ニ交替制勤務に従事する者の体験談
(1)
勇士の体験談
(2)
その他夜勤従事者の体験談
(3)
被告ら証人の体験談
8
まとめ
第5
シフトの頻繁な変更
●
勇士が従事したシフトは以下の表
第6
クリーンルームでの作業
1
クリーンルームの環境
2
黄色い照明
3
クリーンウェア
4
立ちっぱなしの作業
5
休憩
6
クリーンルームが精神衛生面に与える影響
(1)
中災防報告書
(2)
産業医科大学報告書
7
小括
第7
出張
1
出張の業務過重性
2
裁判例
3
出張時における業務の内容
4
勇士の出張の内容
5
小括
第8
リストラ
第9
ソフト検査
第10
引越し
1
Pコーポ
2
被告ネクスターからの引越し要請
3
新居についての勇士の感想
第11
15日間連続勤務
1
新型開発機ARXBの検査
2
15日連続勤務の状況
●
勤務の状況(表)
3
同僚との比較・サポートの不存在
第12
派遣労働者ゆえの身体的・精神的負担
第13
まとめ
第7
章
勇士のうつ病の発症
第1
勇士のうつ病の発症
1
T.T鑑定書の概要
2
T.T医師の鑑定手法
3
勇士のうつ病の発症の経緯
(1)
ニ交替制勤務開始時
(2)
平成10年5月から7月
(3)
平成10年8月から10月
(4)
平成10年11月
(5)
平成10年12月から1月
(6)
平成11年2月
(7)
小括
第2
V陳述書について(※被告側精神科医)
1
V陳述書(1)の概要
2
V陳述書(1)の問題点
第3
うつ病の発症と自殺
第8
章
業務とうつ病の相当因果関係
第1
はじめに
第2
相当因果関係の存在
第3
小括
第9
章
被告らの安全配慮義務違反
第1
使用者の安全配慮義務
第2
安全配慮義務の主体
第3
本件安全配慮義務違反
1
夜勤・交替制勤務
2
不規則な勤務
3
15日間連続勤務
4
派遣労働者としての負担
5
クリーンルーム
6
出張・ソフト検査・引越等
7
法定健康診断の不実施
8
無断欠勤への対応
9
退職申出への対応
10
被告ネクスターの労務管理
11
小括
第4
被告ニコン熊谷製作所における死亡者
1
K.T氏の死亡
2
Gx氏の死亡
3
被告ニコンの在職死亡者数
4
小括
第5
被告らの反論に対する再反論
1
予見可能性の対象
2
被告ニコンの健康管理体制
第10
章
損害額
第1
金額
第2
過失相殺
1
電通事件最高裁判決
2
本件における適用
第3
損害賠償請求権の相続
第4
中間利息控除
第11
章
結論
※
「原告最終準備書面」は、添付の表3枚と本文の、A4版159枚にわたる書面でした。渡されるとずっしり重く、4年4ヶ月の論争が詰まっていて、さまざまな場面を思い出し胸が熱くなりました。詳細な書面を大変ありがとうございました。